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家にいる飛ぶ小さい虫はシバンムシの可能性が高い!
室内で見つけた小さな虫・・・。これって何?
ゴマ粒くらいの小ささの、茶色くて丸い虫は「シバンムシ」かもしれません。
シバンムシには多くの種類がいますが、日本で比較的多く見られるのは以下です。
- タバコシバンムシ
- ジンサンシバンムシ
この虫は、毒性の強い植物でも食べて育つことが出来るのでとても強いそうです。タバコ、香辛料、漢方などもエサにしてしまうのだとか。
この虫の大きさは大体2ミリ弱から3ミリくらいです。色は茶色で形は楕円型をしています。
虫が発生しやすい時期は、4月から9月ころにかけて多くみられます。また年に数回程度見かけることもあります。
羽が生えていて飛び回るのはオスだけだそうです。飛んだり歩いたりしますが、光に対して走性がみられます。
好きな温度は22~30度くらいの室温で、現代の室温が最適ということです。
なので冬の期間にはあまり見かけることは無いそうです。
家の中を飛ぶ小さい虫、シバンムシの発生源
「シバンムシ」の好きなものは・・・?
植物質のものを好むそうです。なまの野菜などではなく、乾燥したものが好きです。
「乾燥植物の加工されたもの」や「乾燥した食品」などです。
「乾燥植物の加工されたもの」では、日本家屋らしい、たたみやゴザやすだれなど。本やじゅうたんも好きです。
こういった加工された固いものでも、かじって穴を開けてしまいます。
最近では「緩衝材」にも注意が必要だと言います。
環境を考えて作られた「植物が原料になっている緩衝材」が増加していますが、この緩衝材もシバンムシのエサになるのです。
「乾燥した食品」の例は、麺類ですと、そうめん・ラーメン・パスタなどです。
粉ものですと、小麦粉・パン粉・コーヒーなどがあります。
また米やパン、ビスケットなどのお菓子。乾燥しいたけやドライフルーツ。ペットフードなども好んで食べるそうです。
家に発生!飛ぶ小さい虫シバンムシの駆除方法
イヤな「シバンムシ」の退治の仕方を紹介します。
スプレー殺虫剤を使って退治することができますよ。
また、タバコシバンムシの成虫が室内に大量に発生しているときは、くん煙剤が効果的です。メスの場合は、食品などに卵を産んでいる可能性があるので、たくさんいるときは燻煙剤を使って一気に駆除するといいでしょう。
ですが、すでに食品などに卵を産卵している場合は、食品のなかの虫や幼虫には効き目がありませんので、見つけた場合は廃棄するしかないようです。
人間も食べ物を口にしますので、食品には殺虫剤などの使用はやめてください。
和室などの畳みに発生している場合もあります。
そんな時は、畳乾燥機などを使って加熱処理するのがいいでしょう。ですが専門の畳屋さんにお願いしましょう。
シバンムシは家庭の中だけではなく、工場や飲食店にも発生します。
飛ぶ小さい虫の正体はチョウバエかも?
チョウバエとはどんな虫なのでしょう。
体の特徴
- 見た目はガに似ている
- からだの特徴
- 大きな翅をもつ
- 頭の骨格が退化している
- 体全体が剛毛や鱗毛でおおわれている
生息
- 多くの場合は、湿地や池沼などに生息している。風呂場やトイレなどにいるのは一部の種類のみです。
- 卵から成虫になるのには3週間くらいかかります。
- トイレで見かけることが多いため「便所バエ」とも呼ばれています。
駆除方法
幼虫の発生源に、錠剤タイプの殺虫剤を入れます。
すでに成虫の場合は、殺虫スプレーをふきかけるか、燻煙剤を使ってください。
お風呂場で見つけた場合は、水がお湯をかけて流してください。水場を好みますが、水そのものには弱いのです。
また水回りなど、日頃から清潔にしておくことも大切です。
黒い小さい虫はゴキブリの幼虫の場合も
日本には「クロゴキブリ」や「チャバネゴキブリ」が生息しています。
身体的な特徴は、大型であることです。25mmくらいから、大きければ40mmくらいのものもいますね。
一番大きいとされているのが「ヤエヤママダラゴキブリ」で5センチ近くもあるそうです。
そして見た目もイヤですが、なんとも飛ぶのがイヤなものですね。飛んで逃げるので駆除するのも一苦労です。
対策方法はないのでしょうか?
やはり燻煙剤は効果があります。ですが残念ながらゴキブリの卵には効果がありません。
まずは発生しないように以下のことに注意していきましょう。
- キッチンやお風呂、洗面台などの水回りはいつも清潔にしておきましょう。使ったあとは水滴をキレイに拭いておきましょう。
- 食べ残しや食べかすをそのままにしないようにしましょう。
- 髪の毛なども落としたままにしておかないように、こまめに掃除しましょう。
やはり清潔にしておくことが一番の対処法のようです。