空が赤いのは地震の前兆?気になる赤い空の原理について

空が赤いと地震がくる?なぜそのように言われているのでしょうか?

確かに、いつもの夕焼けと比べて真っ赤なときや薄い紫など空の色は違いますよね。この空の色で地震がくるかどうかがわかるというのは本当?

そもそも、どうして空の色は変わるの?そんな空の色の変化や気になる地震の前兆について紹介いたします。信じるか信じないかは・・・。

地震の前兆?空が赤いと地震が起きる可能性が?

夕焼けや朝焼けと地震に関する因果関係は、科学的に証明されているわけではありません。

しかし、関連があるのではないかという考えは、古く民間伝承の中にも「夕焼けや朝焼けの色が異常な場合は地震が起こる疑いがある」という内容が見られます。

2017年の5月13日や6月22日の夕方、「空が異常に赤い」とSNSに多くの書き込みがされました。

調べたところ、5月15日には、奄美大島近海でM5.3の地震が。5月22日には、北海道東方沖でM5.6の地震が起きています。

6月25日には長野県南部でM5.7・震度5強の地震が。6月28日には北海道東方沖でM5.7の記録がありました。

この他にも、空が赤いと話題になった数日以内にM5以上の地震が起きている記録が、一定数以上あるのは確かです。

現段階では、空の赤さが地震と直接関係があるかどうかはわかりません。

日本は地震が多い地域ですから、M5以上の地震はさほど珍しくないため、必ずしも関係しているわけではないかもしれませんが、一つの参考として考慮する必要はあるでしょう。

空が赤いのは地震ではなく台風?空が赤くなる理由

一般的に「台風前の夕焼けは赤い」と言われることがあるようです。

通常でも、青の光は撹乱されやすく、赤の光は撹乱されにくいことが原因とされています。

朝や夕方の太陽が日中よりも赤みを帯びて見えるのはそのためで、さらに台風が近づくと雲が多いことから青い波長が届きにくくなり、夕焼けが赤くなるのだそう。

一方で「夕焼けになると翌日は晴れる」とも言い慣わされています。

こちらは、偏西風などの影響で、基本的に天気は西の空から移動してくることが由来。夕焼けになるのは、かなり遠方まで雨雲がない状態であるとされ、「翌日は晴れる」と言われるのです。

台風や大雨の直前の夕焼けは「例外」ということになるのかもしれませんが、そんなことを気にして空の色を観察してみるのも興味深いかもしれません。

地震の予兆ではなく空が赤いのはこんな理由から

日中は青かった空の色。夕方には夕日に映えて色が変わります。

この色の変化は、太陽の光が地球の大気層を通過する長さと関連しています。

昼間は真上にある太陽は、夕方になるとその高度を下げていきます。

地表近い方向からの太陽の光は、日中よりも長い距離で大気の層を通過することになり、その間青い光は拡散して、結果的に赤い光が見えることになります。

それでも毎日夕焼けの日が続いたとしても、同じ色ではありませんよね。

夕焼けの色は、空気中の水分量やチリ・ホコリなどによっても変化するため、まったく同じ色ではないでしょう。

春になると中国から黄砂が飛んでくることがありますが、この場合も普段とは違う色になって見えます。

空の色は、いつも同じというわけではないのです。

地震の予兆となるのは空の色ではなく浮かんでいる雲?

「地震雲」というものはご存知でしょうか?

言葉は聞いたことがあっても、地震雲の中にも種類があるということまでは、あまり知られていないと思います。

中には、地震雲の発生から地震の発生日を予測することができるとされるものもあります。

ただし、地震雲に関しては科学的根拠については研究途上のため、断定的に言うことはできません。

もちろん「地震雲が出たから必ず地震が起きる」ということでもありません。

地震雲の種類

断層形地震雲(だんそうがたじしんぐも)

空を二分するような形状で、青空と雲に別れている形状の雲。
雲の発生から2~3日ほどのうちに、大きな地震があると言われています。

帯状形地震雲(おびじょうがたじしんぐも)

帯状に長い形をした地震雲。
長いほど地震発生までの期間は短く、地震雲が目撃されるうちの7~8割がこのタイプ。

波紋形地震雲(はけいがたじしんぐも)

水面の波紋にような形状をした地震雲で、濃い色をしているほど揺れが大きいと言われています。

空が青い理由を言えますか?子どもに聞かれたときの答え

太陽の光は、7色の色からできています。

虹の色は、太陽が持っている色が現れたものなのです。

この7つの色のうち、青い光は地球の空気の層にぶつかると、さまざまな方向に反射して広がり、人間の目に見えやすくなります。

そのため昼間の空は青く見えます。

夕方になると太陽の光が横から当たるようになり、より多くの空気の層を通らなくてはなりません。

そうすると青い色の光は空気に邪魔されて見えにくくなります。

赤い色は空気に弾き飛ばされにくいので、最後まで残ってよく見えるようになります。

そのせいで夕焼け空は赤く見えるのです。

太陽の光は、何も邪魔するものが無く、7つの色の全てが集まると透明な光になります。