犬が寂がっていませんか?飼い主の仕事中に留守番をさせる準備

犬を飼って入れば、仕事中に家を空けて犬に留守番してもらわなければならないシチュエーションは毎日のこと。

寂しい思いをさせてしまうことに罪悪感を覚える飼い主さんもいることでしょう。

家族がいたり、多頭買いなら問題ないのでしょうが犬を留守番させるのなら、できるだけストレスが溜まらない環境作りをしてあげてくださいね。

仕事中の留守番は子犬にとってリスクがいっぱい

犬は非常に社会性のある動物。

特に子犬の時期は、親犬や兄弟犬との触れ合いのなかで生きるためのルールを学んでいきます。

また、愛情を感じることで落ち着きのある犬に成長します。

でも飼い主が1人暮らしだと、日中は仕事で家を留守にすることになり、必然的に犬だけで留守番することを余儀なくされます。

しかたがないことですが、子犬の場合は長時間誰もいない状況で孤独に過ごすことは、不安を感じてしまいます。

そのストレスが健康に悪影響を及ぼす場合もあります。

いちばん活発に動き回る時期でもあり、遊んだり甘えたりしたい時期でもあります。

それなのに誰もいない、独りぼっちの退屈な時間。個体差もありますが、寂しがり屋の傾向が強い子犬には辛いことです。

こんなストレスが続くと、飼い主に対して吠える・噛むといった行動や、物を壊すといった問題行動を起こすようになってしまいます。

犬がご主人の仕事中に留守番できる環境を。お留守番ボックスを作る

では犬に留守番を覚えてもらうにはどうしたらいいのでしょうか。

ある動物保護チャリティでは「お留守番ボックス」の利用を奨めています。

お留守番ボックスとは、おやつやガムを新聞紙に包んだものや、おもちゃを入れた容器のこと。

家を留守にするときに、まず犬にこの入れ物を見せて遊ばせ、そのまま何事もないように自然に外出します。

はじめは20分程度の短い時間、家を空け、帰ってきたらお留守番ボックスを片付けます。
狙いは「飼い主が外出するときは、特別なご褒美がもらえる」と覚えてもらうこと。

犬が慣れてきたら、外出する時間を長くしたり、おもちゃの種類を減らしていきます。

また、窓の外に見えるものが気になってしまうこともあるので、カーテンを閉じておくことも有効でしょう。

これらのしつけは、やはり子犬のときに行っておくべきです。

そうすれば飼い主も、安心して仕事に行くことができます。

仕事中一匹にしてしまう犬に「留守番しててね」など声掛けはNG

留守番させる犬にお出かけの挨拶はしない

外出するときに、寂しい想いをさせてしまう犬についつい「いい子で留守番しててね」とか「行ってきます」と声をかけてしまう飼い主は多いのではないでしょうか。

でも、実はこれが「家の人がいなくなる」という合図になってしまいます。

半日も家を空けるのだから、何も言わずに出かけるのはかわいそうだと思うかもしれませんが、実は逆なのです。

犬にとって「家の人がいない」という状態が、特別なことだと感じさせないことがポイントです。

犬を留守番させるときはケージを使う

犬は広い場所を走り回る動物だから、狭い場所にいるのはかわいそうだと思いますよね。
でも、犬は案外、限られた狭い場所にいると落ち着けるということが証明されています。
留守番させるときにはケージに入れて留守番させることは、けして可哀そうなことではないのです。

広い家で一匹だけ残されると、時間を持て余したあげく物に当たるなどの攻撃性を示すことに繋がります。

ケージに入れたとき、飼い主が見ていると嫌がる素振りをすることもありますが、安全な場所だと認識できれば、安心して寝て過ごせます。

犬にとっても外敵から攻撃されない場所であるという、安心感を得ることもできるのです。

もちろん、飲み水とトイレはケージ内に設置しておいてくださいね。

犬に留守番させるときの外出の仕方。気づかれないうちに出掛ける

留守番するときは犬をハウスに入れる

ケージやクレートが犬にとって嫌なものではなく「安心できる場所」であることを普段からしつけておきましょう。

ケージの中にお気に入りのおもちゃやおやつを置いて、居心地の良い場所であると認識してもらうのです。

はじめはケージに入っても扉は解放しておきましょう。

慣れてきたら扉を閉めて様子を見ます。慣れてきたら徐々に扉を閉める時間を長くして、ケージで静かにできたらご褒美を与えます。

長時間するにすることが考えられる場合は、クレートごと囲むサークルなどを準備すると良いでしょう。

飼い主の姿が見えない時間に慣らす

ケージが安全だとわかって慣れてきたら、次は飼い主がいない状態に慣れてもらいます。
ドアの陰に隠れるなどして飼い主が身を隠すと、犬は吠えるかもしれません。吠えるのをやめたら犬のところに戻り、ご褒美をあげながら褒めてあげましょう。

徐々に隠れる時間を長くして「飼い主は姿が見えなくなっても、必ず戻ってくるものだ」ということを知ってもらいます。

そうするうちに、ストレスを感じることなく飼い主の帰りを待つことができるようになります。

そして、飼い主は、出かけるときに「上着を着る」「バッグを持つ」といった、犬に留守番の合図になる行動を見せないようにしましょう。

犬の留守番はケージの中で。外出前に遊んでストレスを発散する

犬を残して外出するのなら、おもちゃで夢中になって遊んでいるそのタイミングがベスト。

あえて声をかけたり、なでながら「いってきます」などの挨拶をすると、飼い主がいなくなる合図だと理解して余計に寂しがらせてしまいます。

時間に余裕があれば、外出の前に散歩に行っておくなど犬のストレスを発散しておいてあげるのも効果的。

欲求を満たした状態であれば、飼い主がのお出かけにも大きなストレスを感じずに済みます。

さらに、必要なものをそろえたケージを準備しておけば、犬は自分のテリトリー内として安心して過ごすことができます。

狭いところに閉じ込めるのがかわいそうだと思うかもしれませんが、家の物も壊したり、思いがけない事故でケガをしたりしないためにもケージで過ごす方が安心なのです。