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犬を洗う場所はどこ?自宅でも可能?
犬を飼っているお家は、普段どこで犬を洗っているのかと気になりますが、節約を考えるなら自宅で手洗いする方が断然安く済みます。
ペットサロンでシャンプーをしてもらうと確かに毛もサラサラになってキレイに仕上がりますが、それを毎度続けるのは費用も高くつきますし大変ですよね。
愛犬のシャンプーは自宅でも可能です。
家の中で犬を飼っている場合だと家族同様に暮らしますので、一緒にソファに座ることもあれば、ベットで一緒に眠ることもあります。
犬の体は毛で覆われていますので、体を洗わずに不潔にしていると当然ノミが住み着くことになります。
犬の健康を保つためにも、定期的に自宅でシャンプーをして清潔にしてあげることが大切です。
最初は自宅でシャンプーをするのに慣れないかもしれませんが、慣れてしまえば犬とコミュニケーションを取りながら楽しくできます。
正しいシャンプー方法を身に付けて、自宅で犬を洗ってあげてください。
犬を洗う場所で多い自宅のお風呂場!人間と一緒に入っても大丈夫?
犬を洗うのなら、一緒にお風呂に入れば簡単にできる!と思いがちですが、一緒にお風呂に入る場合は注意が必要です。
動物から人間にうつる「人獣共通感染症」といった病気があるからです。動物由来感染症とも言われている病気です。
犬や猫には口の中に病原体を持っていますので、噛まれたり引っ掻かれたり、舐められたりすることで「パスツレラ症」に感染することがあります。
他にも、皮膚病にかかっている犬や猫とを接触することで感染する「皮膚糸状菌症」や、犬や猫の糞の中にある虫の卵が口に中に入ることで感染する「ネコ回虫症(トキソカラ症)」に感染してしまうこともあります。
一緒にお風呂に入るということは、上記の病気に感染するリスクが高まりますので、できれば一緒に入らない方がいいでしょう。
普段から愛犬と一緒におり、犬も健康で飼い主も体力がある健康な人であればそこまで神経質にならなくても構いませんが、病気の可能性があるということは覚えておきましょう。お年寄りや赤ちゃんなど免疫力が低い人は注意が必要です。
犬をお風呂の場所で洗う際はリードで繋ぐべき?
犬を自宅のお風呂で洗う場合は、必ずリードで繋ぐようにしましょう。
濡れても平気な首輪とリードを必ず用意し、繋いで洗うよう徹底しましょう。浴槽はツルツルして滑りやすいので、リードをせずに犬を洗うと滑って骨折や捻挫をしてしまう可能性があります。
お風呂の床がツルツルして心配な場合は、すのこを敷いて足場を作っておくと安全です。犬は足元が安定しないとパニックで暴れてしまうことがありますので、犬がお風呂ギライにならないためにも、足元が滑らない工夫をしてからお風呂に入れてあげるようにしましょう。
お風呂場で使う首輪やリードですが、革製の物はみずに適さないので、できれば布製のチョーク、中・大型犬の場合はチェーンチョークを使うと安心です。
洗う際のリードですが、犬がウロウロしないくらい短くリードを結んで、お風呂の蛇口などに固定するといいでしょう。
バリアフリーのお家などは手すりなどが設置されていると思いますので、手すりにリードを結んで固定してもいいですし、基本的には犬が引っ張っても大丈夫そうな箇所に結びましょう。
犬を洗う頻度は?シャワーの適切な温度は?
犬は月にどのくらい洗うべきなのか、犬を洗う頻度についてですが、月に1~2回が望ましいとされています。
飼い主によっては、臭いが気になるといって週に1度必ず洗うという人もいますが、犬を洗いすぎるのはよくありません。
犬の体は人と同様「皮脂」があります。
犬を洗いすぎると、必要な皮脂までも余分におとしてしまい、犬の皮膚そのものを痛めて皮膚炎を起こすなどの病気を引き起こしてしまいかねません。
臭いが気になる場合は、シャンプー剤を使って洗うのではなく、週に1~2回お湯だけで体を洗い流すことが大切です。
シャンプー剤も様々な製品がありますが、低刺激の物を選び、できるだけ犬の皮膚を傷めないことが必要です。
犬にシャワーをかける際の温度ですが、温度は37〜38度が望ましいとされています。体感としては、人が触って少しぬるいかな?と感じる程度です。
犬は全身毛で覆われているので、人間のように体温調節がうまくできません。
犬に熱いシャワーをかけてしまうと、体温が一気に上昇して体力を消耗してしまいますし、逆に冷たすぎる温度をかけてしまっても、犬が風邪を引いてしまう原因にもなってしまいます。温度に注意しましょう。
犬を自宅で洗う際のコツと注意点とは?
犬を洗った後、そのまま放置してはいけません。
犬が自分でプルプルっと水を飛ばしたら、すぐにタオルで丁寧に拭き取ってあげましょう。毛が水分で固まらないくらいまでタオルドライをすればOK。
なかなかプルプルしない場合は、耳に息を吹きかけるとやってくれますよ。
タオルドライが終ったら、仕上げはドライヤーです。
実はこのドライヤーが苦手な犬が多く、音や強い風に恐怖心を持っている場合があります。犬が嫌がるかもしれませんが、手際よく犬に優しく話しかけながら笑顔で行うことがポイントです。犬は飼い主の様子をよく見ていますので、顔が必死で怖い形相で行うと犬もそれを察知して逃げ出します。
ドライヤーを使う場合は、熱風に注意しましょう。
皮膚や被毛が痛まないよう、犬の身体から適度に離して熱風を当て、被毛の内側まで乾くよう毛を逆立てながら空気を入れるよう乾かしていきます。
特に後ろ足や首周りは乾きにくいのでご注意を。最初は難しくても、コツを掴めは簡単にできるようになります。