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鋼の包丁にサビが!サビてしまうのはなぜ?
サビは空気中の酸素と水分によって酸化した結果できます。ですから、包丁の表面には水気や汚れが無い清潔な状態を保つことが大切。
炭素系の鋼だけでなく、ステンレス系の材質を使った包丁でも錆びます。
ステンレスには薄い皮膜は施されているので、見た目にはわからなくても錆びている場合があるのです。
そのまま手入れをしないで放置すると、赤錆びになってしまいます。
ステンレスだから大丈夫と思わずに、鋼の包丁と同じく手入れする必要があります。
包丁は使ううちに、その表面に酸化被膜ができて錆びにくくなります。
しかし、新しい包丁では、酸化被膜がないため錆びやすいのです。
特に鋼の包丁は錆びやすいので、錆びを見つけたらクレンザーを使いしっかりと錆びを落とします。
新しい包丁では、酸化被膜を作るため、毎日クレンザーで手入れするといいでしょう。
鋼の包丁に出来たサビを落としたい!どうしたらいい?
鋼の包丁に錆が出るのは、「仕方のないこと」ともいえる現象。
特に新品の包丁では、当面のうち錆が出来やすい状態です。
これをキレイにするには、粉末クレンザーとワインのコルク栓を水で濡らしたものを使い、包丁の表面をキレイになるまで擦ります。
見た目のサビが落ちるまでこすり洗いを続けてください。
錆が落ちたらクレンザーをしっかり洗い流し、乾いたタオルでシッカリと水気を拭き取ります。
何度か繰り返すうち、錆が付きにくくなりますよ。
実はステンレスの包丁もわずかとはいえ錆びることがありますので、同様のお手入れをおすすめします。
包丁の刃の部分は、このように自分である程度のメンテナンスができます。
しかし、長く使っていて、柄の部分が錆びて来た・傷んだという場合には専門業者に依頼して、柄の部分交換してもらうと良いでしょう。
鋼の包丁のサビを簡単に落とす裏ワザ!
包丁の錆びを落とすには、粉末クレンザーとワインのコルク栓を使うという方法があります。
もしワインを飲まないのでコルク栓なんかない!という場合には、輪切りの大根を用意します。
大根ならばどこの家庭でも簡単に用意出来ますよね。
使い方は、粉末クレンザーをかけ、コルク栓もしくは大根を水につけたら包丁をしっかり固定して錆びの部分をこすりましょう。
コルクはスポンジよりもクレンザーの研磨剤をしっかりと擦りつけることができるので、より汚れを落としてくれます。
最後は、水でしっかりすすぎ洗いをして乾いたタオルやキッチンペーパーで丁寧に水気を拭き取っておきましょう。
この技は、包丁だけでなく他の調理用具やシンクなど、キッチン周りの汚れ落としに応用できますよ。
プロの料理人も行うという裏ワザです。
ワインをよく飲むという方は、コルク栓は捨てずに取っておきましょう。
包丁がサビないようにしっかりとお手入れをしよう!
- 包丁をさび付かせないためには、調理中にも包丁が濡れたまま放置しないこと。
- キッチンには、常に何枚か乾燥した布巾を常備して、濡れた包丁はこまめに水を拭き取りましょう。
- 塩分の強いもの、酸っぱいものを切った包丁はすぐに洗い流します。塩分は酸を含む物は、包丁を錆びやすくしてしまいます。
- 使った包丁は、ついシンクに置きっぱなしにしてしまいがちですが、金属同士は触れたまま放置しないでください。違う種類の金属が接触していると、その触れた部分が錆びやすくなります。
- 包丁を使い終わったら、毎回完全に乾燥させてから片付けます。
- 包丁の保管場所は湿度にも注意。長期間使わないときは、食用油などを吹き付けた上で収納します。
ダンボール製の鞘などに入れておけば、ある程度湿気を取ってくれます。
鋼の包丁とステンレスの包丁の特徴
【鋼の包丁】
鋼製の包丁は、とても切れ味が良いのが持ち味。
切れ味が落ちてきても研ぎやすいので、初心者からプロまで幅広く使うことができます。
砥石を選ばす研ぐことができます。
ただ、炭素は錆びやすいので放置するとすぐに錆びついてしまうのが難点。
【ステンレス包丁】
なんといっても錆にくいのは日常使いの包丁にとってありがたいことです。
包丁のステンレスには、わずかに炭素も含まれているので絶対に錆びないわけではありません。
しかし、さっと水気を拭き取っておけば目立って錆びることはほとんどありません。
切れ味は、鋼に比べると物足りなさを感じる方もいるでしょう。
基本的には切れ味が劣るのがステンレス包丁の弱点かもしれません。それでも、普段の料理で使うには、錆びにくいという利点は大きいと思います。
錆びたり切れ味が落ちた場合には、鋼製よりも刃が研ぎにくいという特徴もあります。