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食事の時女性は帽子を脱ぐ?脱がない?
まずは男性ですが、フェドーラやトリルビー、ベースボールキャップなどの帽子がありますが、基本的に屋内では帽子を着用してはいけません。
帽子をかぶったまま立ち入れない場所は、家や学校、レストランや教会などが挙げられます。
また、帽子をかぶったままでも許される場所でも、女性の前では脱がなくてはいけません。
食事や、映画、結婚式など、そして国歌が流れている時なども帽子を脱がなくてはいけないのです。
では、女性の場合ですが、女性が帽子を脱がなくてはいけない場合は誰かの視界の妨げになったり、他人に不備をかけてしまう時だけなのです。
仕事中や劇場では帽子を脱がなくてはいけないのですが、男性と違うのは、国歌が流れている時でも、食事の時も、帽子をかぶったままでもいいのです。
しかし、ベースボールキャップの場合は、男性と同じルールが適用されるので注意してください。
食事の時の女性の帽子について明確な決まりはない?
食事の時は帽子は脱いだほうがいいのか・・・。それともかぶったままでもいいのか・・・。
迷ってしまう人もいると思いますが「これが正しい」という明確な基準がないのです。
しかし、TPOをわきまえてください。
ここで少し例を挙げてみたいと思います。
格式の高いホテルや、ドレスコードのあるレストランは帽子を脱いで預けますよね?
ではファミレスや居酒屋ではどうしますか?
気軽に入れる場所なら、個人の判断だと思います。
また映画館ではどうでしょうか?映画館で帽子をかぶったままだと、後ろの人が迷惑ですよね?なので脱ぎましょう。
人ごみでとても混雑している所では、脱いで手に帽子を持っていると、周囲の人にぶつかってしまうのでかぶったままのほうがいいのかもしれません。
畳の部屋などの日本的な場所は、雰囲気を考えて脱いだほうがいいでしょう。
目上の人や、神社なども帽子は脱ぎましょう。
帽子を脱いだほうがいいのかどうかと迷った時は、自分が周囲の人にどう見られているか考えてみてはいかがでしょうか?
室内では女性は帽子を脱がなくてもいいって本当?食事の時は?
室内で帽子は脱いだほうがいいのか・・・。
これに対して、西洋式の正式なマナーを教えてもらいました。
「女性は、室内で帽子は脱ぎません。しかし男性は、玄関や室内で帽子を脱ぐのは当たり前なのです。女性は帽子を髪飾りとみなされているからです。でも、麦わら帽子などの例外もあります。」
だそうです。
しかし、日本の礼儀では人様のお宅に伺った時は、玄関に入る前にコート、帽子などはとるものとされているのです。
混乱してしまいますよね・・・。西洋ではよくても、日本の礼儀では帽子は脱がなくてはいけないようです。
年代によっては、室内では帽子を脱がなくてはいけないと育てられてきた方も多いので、自分はオシャレのつもりでも、目上の人や、年上の人の前では帽子を脱いだほうがいいかもしれませんね。
友達と一緒にカフェなら、帽子はそのままかぶっててもいいでしょう。
男性の帽子のマナーについて
かつてのヨーロッパのお話しです。
紳士を見分ける方法として帽子に注目していました。
もしその人が、家の中に入ってきて帽子を脱いだら紳士。
脱がなかったら紳士のフリをしている。
そもそも帽子をかぶっていないのなら紳士のフリをする事もあきらめている。
と、このように紳士かどうかを見分けていたそうです。
男性は室内では帽子を脱ぐ事がルールでした。
人に会ったら、挨拶する時は帽子をとり、また、少し離れた場所で知り合いを見つけたら、帽子をちょっと持ち上げてみたり・・・。
私はこの仕草は映画でしか見たことがないように感じます。最近はほとんど見られなくなったと思いますが、これってとておもシャレた仕草だと思いませんか?
帽子を扱う時にはなるべく両手で丁寧に持って、家に入る時は帽子を脱ぐのが紳士。
私はなんかステキな年配の男性を想像してしまいます。
昔は帽子で身分を表していた!
帽子が身分や階級を表す役割を持つようになったのはどうしてでしょうか?
それは、人の体の中で1番目立つ顔の印象を変化させるものだからだと考えられているのです。
帽子をかぶっている時と、かぶっていない時は、見た目が全然違いませんか?
王冠はとてもきらびやかで、背の高い被り物は印象が違いますよね?
なので、昔、古代の支配者の人達は、帽子を権威の象徴と考えていたのです。
古代~中世は、帽子は権威の象徴だけではなく、防具としても使われていました。
そして中世では、ヨーロッパでは貴族が帽子のスタイルを競い合うようにもなったのです。
そして、その権威の象徴は、今はファッションアイテムに変化してきました。
あなたはこの事を知っていましたか?帽子は昔、権威の象徴と考えていた事を。
たしかに王冠をかぶったら、印象は違って見えますよね。