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猫が1匹で留守番をするのは寂しい?
猫は、基本的に群れを作らず単独で行動する動物です。
そのため、孤独には比較的強いと言われていますので、ひとりで留守番をさせることは可能です。
留守番させても問題ない時間ですが、猫の成長具合や性格により異なります。
子猫であれば時間は当然短くなりますが、成猫であれば半日や1日程度の留守番は問題ありません。
2、3日家を空ける場合には、餌やお水、トイレなどの基本的な部分がしっかりとしているのであれば問題ありません。
また、飼い主と猫の関係が近ければ近い程、猫は寂しさを感じてしまいますが、ちょうど良い距離感を保てているのであれば、留守番で寂しさを感じることはありません。
猫は1日の半分以上を睡眠にあてるように、飼い主が不在だからといって寂しさで寝れないなんてことは殆どないでしょう。
寂しい猫の留守番…。飼い主が注意すること
飼い主が居ないことを寂しいと思う猫を留守番させる際の注意点をご紹介します。
猫を留守番させるときは戸締りに注意しましょう
猫はふとした瞬間にちょっとした隙間から飛び出していってしまいます。
また、外に慣れていない猫であれば、交通事故の可能性も高まります。
窓の鍵の閉め忘れなどには十分に注意しましょう。
猫が入ってはいけない場所に注意しましょう
浴室やキッチンなど、猫に入って欲しくない場所にはしっかりと侵入防止対策をしていきましょう。
また、口にされたらいけないもの(ネギやチョコレートなど・・)は予め隠しておくようにしましょう。
物が落下して猫が怪我することのないように注意しましょう
本棚や食器棚など、猫が倒してしまい怪我をしてしまわないように配慮しておくことが大切です。
落とされたらまずいもの、猫が落としそうなものは、事前に引き出しの中などにしまっておくようにしましょう。
留守番で猫が寂しいとこんな行動を取ることも
猫は、ストレスを感じると物を噛むことがあります。
普段は噛むことのない猫であっても、飼い主が居ないことを寂しいと思ってしまい噛んでしまうこともあります。
特に配線コードなどは感電してしまう可能性もあり、噛んでしまうと大変危険です。
また、尖ったものを噛んでしまうと、口の中を傷つけてしまう可能性もあります。
そのため、猫が怪我をしてしまうことを防ぐためにも、コンセントから抜き束ねてしまっておくか、冷蔵庫などのコンセントをどうしても抜けないものは、配線カバーなどをして猫が噛んでも大丈夫な状態にしておく必要があります。
また、配線カバーは、100均やホームセンターで購入でき簡単に取り付けすることができます。
猫を留守番させる際は、噛まれて困るものはしまうようにしましょう。
短期の旅行で猫にお留守番をさせる時の準備
上記でも述べましたが2、3日程度の留守番であれば猫を留守番させることは可能です。
ですが、事前にしっかりと準備をして猫に寂しい思いをさせないようにしましょう。
短期の旅行で猫に留守番してもらう際の事前準備
猫の餌や水について
餌は、決められた時間に決まった量が自動で出てきてくれる「自動給餌器」がオススメです。
基本的にはドライフードを入れますが、保冷機能のついている自動給餌器であればウェットタイプも入れられます。
留守番中に餌が出ないなんてことにならないように、事前に動作確認を済ませておきましょう。
水は、ひっくり返してしまう可能性があるため多めに用意しておきましょう。
トイレについて
猫はトイレ環境が悪いと違う場所で粗相してします。
そのため猫の数より多めに用意しておきましょう。
部屋の温度について
夏場は熱中症になってしまう可能性があるため、エアコンをつけて外出するようにしましょう。
設定温度は26~28℃くらいを目安に設定するようにしましょう。
また、冬場は毛布などを用意し暖をとれる環境を作ってあげましょう。
留守番を寂しがる猫は徐々に慣れさせましょう
誰かと一緒に過ごす生活に慣れてしまっている猫の場合、留守番を寂しがる場合があります。
そんなときは、時間をかけて1人で過ごす時間に慣れさせてあげることが大切です。
飼い主と猫の距離感があまりにも近すぎることが原因で、留守番を寂しいと感じる場合があります。
猫との距離感は適度に取るようにし、近づきすぎない適度な距離を保つことが大切です。
また、高齢猫である場合は病気や老化が関係している場合があります。
視力低下で不安に感じていたり認知症などの病気が関係していることもあるため、あまりにも寂しがる場合には、動物病院に連れて行き、精神安定剤などを処方してもらうことも必要です。
猫にとって安心して落ち着いて過ごせる場所を作ってあげ、留守番していても、猫が不安に思ったり寂しく思ったりすることがないような環境作りを心がけてあげましょう。