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子犬が留守中にベッドをひっくり返す場合の対処法
独り暮らしだったり、共働き夫婦など日中は家を留守にする家庭で犬を飼っていると、誰もいない時間帯に問題行動を起こすことがあります。
ベッドをひっくり返したり、トイレシーツの上に移動させられていたり。ベッドをかじってボロボロにしてしまうことも。
犬の問題行動は多くがストレスによるものです。飼い主がお仕事をされているのであれば、1日のうち10時間前後は犬だけで留守番していることになるでしょう。
ケージに入れているのであれば、その時間きちんと待てるようにしつけたり、ケージ内で遊べるおもちゃを入れてあげましょう。
一緒にいる時間は充分遊んであげたり、外で散歩をさせてストレスを溜めないよ生活を心がけてあげることが大切です。
家のカーペットやクッションを飼い犬がボロボロにして困ったという飼い主さんで、散歩の回数や時間を増やしてイタズラが減ったという話もあります。
子犬がベッドをひっくり返す理由は「置き場所」
子犬にとってベッドは安心してくつろげる大切な場所です。
それなのに気がつくと自分でベッドをひっくり返してしまって何度も繰り返す。叱ってもまた同じことをするという場合、何が原因か考えてみましょう。
ベッドの置き場所は適切ですか?
暑過ぎる・寒過ぎるなど温度が不快な場所ではありませんか? また、人の足音や外の騒音が気になるような位置に置いてはいないでしょうか。
夏は日差しが強い場合や風通しが悪い、冬なら寒くて下に潜り込もうとしてベッドがひっくり返ってしまうということも考えられます。
周囲の騒音や騒がしさを気にして、潜り込もうとする場合もあるようです。
子犬の目線で、今のベッドの置き場所が適切であるかどうか見直してみましょう。
留守番中に子犬がベッドをひっくり返すのはストレスのせい?
犬は本来群れで行動する生き物です。誰もいない家で独りぼっちになってしまうと「寂しさ」というよりも「身の危険」を感じてしまいます。
そんな心理状態が原因で子犬が家のなかのものをめちゃくちゃにしたり、自分のベッドをひっくり返したりするのかもしれません。
独りになってしまうことで引き起こされる「分離不安」という心理状態が、数々の問題行動に繋がるのです。
子犬を不安にさせないためには「家に人がいない」ことを気付かせないのも一つの方法です。
朝、出かけるときに「行ってくるからね。お留守番していてね」と声を掛けている人は少なくないでしょう。
でも、この挨拶が「飼い主が出かける」「誰もいなくなる」という合図になってしまいます。
出かけるときに挨拶や特定の声掛けをせずに、何もないふりをして家を出ましょう。人間にとっては冷たい態度に感じますが、犬に寂しさを感じさせない一つの方法なのです。
誰もいないという寂しさやストレスで手近なベッドをひっくり返したり、かじってボロボロにしてしまうという場合に試してみてください。
子犬のベッドの選び方は?犬のタイプによっても変わる
子犬の体格や好みにあったベッドを選んであげるのも、ひっくり返すなどのイタズラを防止できるかもしれません。
- マットレス・クッションなどの一般的なベッド
平坦なマット上のベッドはケージやクレートの中に敷いて使います。部屋の真ん中に置いて使うものではありません。
犬はもともと巣穴のような狭い場所で休むもので、四方が開けた場所では安心して休むことができません。
ケージの中など囲まれた場所で使うことに適しており、価格も手ごろで洗い替えように複数用意したり、買い替えもしやすいのが魅力です。暑がりな犬にも向いています。
- カドラータイプのベッド
四角や円形の形がありますが、ヘリが盛り上がっていて犬が真ん中にすっぽり収まるようにして休むことができます。
そのため、体の大きさに合わせたサイズを選ぶことが大切になります。犬は通常、眠るときに丸くなりますが、その体勢ですっぽりとくぼみに収まる大きさを選びましょう。
枕を使うように顎をヘリに乗せて寝るのが好きな犬もいます。
子犬がベッドを噛むようになる原因
子犬がベッドを噛む原因として考えられるのは、ストレスの発散です。
ベッドよりも噛んで楽しいと思えるおもちゃや、おやつを入れて興味を引くタイプのものなど自由に噛んで遊べるものを入れてあげましょう。
犬が何かを噛んで遊ぶということは、噛むことで形が変わったり、破れたり、中から何かが出てくるといった状態が面白いと感じてるのです。
プラスチック製など固い素材のベッドや、噛んでもボロボロになりにくいデニムなどの丈夫な素材のものを選ぶと、犬が「噛んでも楽しくない」と思ってやめることもあります。
基本的に問題行動の原因のほとんどはストレスです。
犬にとって大きなストレスとなる一つは、なんといっても運動不足。定期的な運動を欠かさないようにしましょう。
運動は毎日しているという場合でも、運動量が不足してストレスを感じている可能性もあります。