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スープをスプーンを使って飲む場合の飲み方は?
一番気をつけたい点は、口にスープが入る前にこぼさないようにするです。
では、こぼさないようにするためにはどうしたら良いのかを考えましょう。
まずはスプーンを傾けすぎないこと!基本ですよね。子供がスプーンから物を落とすときは決まってスプーンが傾いてしまっています。傾けるとこぼれる!水平を保ちましょう。当たり前のことですが、話に夢中になってしまったり緊張しすぎると、スプーンへの注意が散漫になってしまいます。注意をしてください。
次にスプーンに満杯にスープを入れないようにしましょう。いくらスプーンを水平に保っても満杯にしたスープをこぼさないように口に運ぶのは至難のワザ。スープはスプーンの2/3を目安にしてください。
またスプーンを口に入れるときにもポイントがあります。スプーン全部を口に入れようとはせずに、スプーンに下唇を付けて傾けながらスープを口に流し込んでください。
スープがこぼれずに済むこと、また見た目も美しくスープを飲む事が出来ます。
スープといっても器や種類は色々!スプーンを使った飲み方のポイント
一般的なスープ皿なら、スプーンを使って上記のようにスープを飲みます。
しかし取っ手が付いたスープ皿だったら?取っ手が付いていると思わず持ち上げたくなりませんか?こぼさないように、そうするのが普通では?なんて方もいらっしゃるのではないでしょうか?
しかしコース料理が出てくるようなレストランでは、もち手が付いているスープ皿でも持ち上げてはいけません。もち手に手は添えるだけです。そして手前から奥へとスプーンを滑らせてスープをすくってください。
ちなみにスープが残り少なくなったときは、スープ皿を傾けてすくうことはマナー違反ではありません。
またパイが付いたスープが出てくる場合もあります。上についているパイは全てを外してまわないでくださいね。
スプーンなどで真ん中に穴を開けて少しずつ、パイを落としながらスープと一緒に口に運びます。
パイがカップについて取れない場合も、無理やり外す必要はありません。どうしても残しては失礼なのでは?と頭をよぎってしまいますが、スプーンなどでとりきれなかった部分については、そのままにして残して大丈夫です。
スープパスタが出てきた時のスプーンの使い方とスープの飲み方は?
スプーンとフォークがあると、ついつい両方を使用してパスタを食べたくなってしまいますよね。そのほうが食べやすいのも事実です。
しかし、この方法は海外ではフォークを使って上手くパスタを食べる事が出来ない、子供が使う方法なんです。なので、スプーンの上でパスタをクルクルしてる大人の方は、海外ではほとんど見かけません。
なのでスープパスタがレストランで出てきた場合も、スプーンとフォークを同時に使用して食べるのはNG!右手にフォーク、左手にスプーンはマナー違反になります。
スープパスタの場合でもフォークを使ってパスタを食べた後、スプーンに持ち替えてスープを飲みましょう。
でも、日本ではスプーンとフォークを使ってパスタを食べる方は少なくはありません。気軽にパスタを食べられる場所の場合は、このような食べ方でも問題はないと考えられます。
場所によってパスタの食べ方には気をつける!そのくらいの認識で構わない。といったところですね。
スープの飲み方はイギリス式とフランス式で違うの?
結論から言うと違います!しかしスプーンを傾けて、口にスープを流し込むという方法は共通です。
では何が違うのかというと、口につけるスプーンの場所です。
イギリス式だとスープを手前から奥えとすくった後、そのまま口に運びスプーンの横を口につけてスプーンを傾けます。
フランス式ですとスープをすくった後は、スプーンの先を口に付けて傾けスープを流しいれます。
この時スプーンは自分に対して直角になるようにするのです。
どちらの場合にしても、最初に説明したようにスプーンを口の中に全て入れてしまうのはいけません。
また口をスプーンに付けて、ズズズッと音を立ててすするのもマナー違反です。
イギリス式かフランス式か訪れたレストランによっても違いがありますが、普段は自分が飲みやすいどちらかの方法を選択してスープを飲んでくださいね。
スープの飲み方はわかったけど、一緒に出てきたパンを食べるタイミングは?
これは慣れてないとタイミングが分からないですよね。しかも割と早い段階でパンが出されるのでスープに付けて食べてもよいのか?気になるところです。
実はパンはスープが終わってから食べ始めるのがマナー、なのでパンをスープに付けるのは基本的にはナシです。
またパンがいくつか盛られていて、そこから自分の好みのパンを選ぶ場合は自分でとっても良い場合と、係りの人がとってくれる場合とあります。
係りの人が取ってくれる際には適切な場所にパンを置いてくれますが、自分で選ぶ場合にはパンをおく皿が用意されている場合にはそこへ、用意されていない場合にはテーブルクロスにおいてもOKです。
その場合は自分の左手におくようにしてください。また料理が運ばれてきたら、その皿のすみに置いて食べても大丈夫ですよ。