親を恨む心理について。親だからといって全部正しいとは限らない

親を恨む心理について考えてみました。
そこには一言では言えない辛さや悲しみなど、さまざまな感情があります。

しかし恨むことからは何も幸せを感じることはできません。
恨みの気持ちの根本にある鬱積した感情を見つめなおし、受け入れ、周囲の人たちの助けを求めても良いのです。

この記事を読んで、苦しみから開放されるヒントがあれば嬉しいです。

親を恨む心理とは?恨みを手放す

人を恨む気持ちというものは、人を責めるだけでなく自分をも傷つけてしまうものです。そして、自分が傷ついたのは恨む気持ちにさせた相手が悪いのだという考えに結びつき、堂々巡りの悪循環に堕ちてしまいます。

つまり、人を恨み続ける限り自分も痛みを感じ続けることになります。

誰かを恨んでしまうと不幸になるのは相手だけでなく、自分も不幸にしてしまうのです。
「恨むこと」は、どうやっても「幸せになること」には繋がっていきません。

幸せになりたい、救われたいという想いがあるから誰かを恨んでしまうのでしょうが、恨んでいる限りは幸せになんてなれません。たとえその対象が親であったとしても。

恨みを手放して開放されるには、自分自身を見つめなおしてみることが大切です。

  • 恨みを感じる原因になったことと、それによって傷ついた心のケア
  • 自分はどうなりたいのか、本当の望みを知ること
  • 自分の望みを選択し、実現していくこと

恨みの気持ちの根本にある鬱積した感情を見つめなおし、受け入れ、周囲の人たちの助けも借りて負の感情を洗い流していきましょう。

時間はかかるかも知れません。でも、しこりのように凝り固まった感情も少しずつほぐしていけば、それまで見えなかったこと・感じなかったことに気付くことができるはずです。

自分が本当に望む方向性を見つけ、自分自身を大切にすることが「恨み」という深い暗闇から抜け出すことに繋がっていきます。

親を恨む自分を受け入れる。親を恨んでもいい。親への心理と自分の心

「親は愛さなくてはいけない存在だ」

そんな思い込みや縛りが、自分自身をもっと苦しめているのでしょう。

親というものは愛し、感謝をささげるべき存在であり、親を恨む気持ちを持つ自分が悪いのだ…と。

親が自分にしてくれたのは、叱責や暴力、父と母のいさかいを見せるばかり。愛された記憶なんてない。

それでも「親は愛すべきもの」だから「愛せない自分が悪い」と自分を責めて辛い気持ちに沈み込んでしまう。

そう考えてしまうあなたは、きっととても優しい心を持っているのでしょう。だから、それ以上自分を責めないでください。

あなたは一人の人間であるように、親もそれぞれが一人の人間です。間違いもあれば相容れない個性の持ち主である場合もある。

親を愛せない、恨んでしまう気持ちが存在するのは当然で、そんな感情を抱くことは罪ではありません。

だから、まず「親を恨んでしまった自分」「親が嫌いな自分」を許し、受け入れてあげましょう。

自分を許すことができれば、心に余裕が生まれます。もし、まだ自分を許せないのなら、大好きな人、大好きなペット、なんでもいい愛情を注ぐ気持ちを思い出してください。

辛いと感じるのは、頑張った・頑張りすぎた証拠です。

親を恨む心理は自分の人生を歩めていないから

親を恨んでしまうのは、満たすべき順番を間違えているからではないでしょうか。

自分という存在は親のためにあるわけではありません。親に感謝しているからといって、「まず親を満足させてあげよう。親を幸せにしてあげよう」と気負いすぎたあまりに、うまくいかない人生を「親のせいだ」と恨みの感情に転じてしまうこともあります。

自分の人生は自ら切り開き、自分が満たされるものにすることが先ではないでしょうか。
自立して自分の足場を固めて充実した人生があってこそ、親を助けたり幸せにしたりができるのです。

親が反対することはせず、親が望む通りの道を歩み、親を幸せにできた。さぁ、次は自分の番…では、うまくいくはずがありません。

親が反対しても、自分が納得して努力して勝ち取った充足感や幸せを得た上で、あなたの力で親を満足させる。

もし、あなたの生き方を親が受け入れてくれない、否定するといった場合。そこで親に合わせてしまっては、後々親を恨む気持ちだけが残されることだってあります。

親と子は、血のつながりはあっても別の人間。

恨み、いがみ合って辛いだけの関係なら、縁を切っても仕方のないような親子だっているのですから。

親を恨む気持から自分を解放してあげよう。親の呪縛から逃れられない心理とは

生まれたとき、幼いときから一緒に過ごす親からは、良くも悪くも考え方や自己表現における「刷り込み」があります。

親が「こうすべきだ」と言ったことは絶対に正しいと思い込んだり、いつも親からの指示で動くばかりで成長すると、自分の考えが持てず自身のない人間になってしまいます。

大人になっても、親の顔色を見て「いい子」でい続けていませんか?

親に対して嫌なことは嫌と言ってもいいのです。叱られたり、時に感情をぶつけ合うような言い合いになっても自分の気持ちはきちんと伝えるべきなのです。

あなたの親も一人の人間であり、あなたから見て「祖父・祖母」からすると「子」です。

「親」という存在も「一人の人間である」と客観的に考えて見ましょう。

親の考えや感情と、子どもであるあなたの感情が同じであるはずがありません。

親を恨んでしまう気持ちは、親に一体となって取り込まれている状態が苦しいからではないでyそうか。

自分を「親」という思い込みから解放して、自分自身という一人の人間であることを再認識してみてください。

親を許さなくていい。恨む気持から解放されれば幸せを感じることができる

親に対して強い恨みを抱く場合、それが愛情を欲する感情の裏返しということは少なくありません。

「もっと親に愛されたい、大切にして欲しい」と強く願い、それが得られないことで親を憎み、恨んでしまう。時に親に対し暴力をふるってしまう子どもも、根本的には愛情を欲した裏返しだというケースは多いのです。

しかし、破綻した親子関係がドラマのように分かり合ってハッピーエンドになることなど簡単には起こりえないものです。

子どもは親が「強い存在」だと思い勝ちです。強い大人なのに自分を助けてくれない・愛してくれない…と。

でも、親もあなたと同じように苦しんでいるかもしれない、一人の人間です。

相容れない人間なら、許せない・受け入れがたいことも当然です。

「親だから愛さなければいけない」と思うあまり、愛せずに恨みに転化してしまう。だったら、愛さなければいけないという「呪い」から開放されましょう。

親を許せないなら許さなくてもいい。愛せなければ愛さなくてもいい。そこに気付けば恨んで、恨む気持ちが跳ね返って自分を辛くすることもなくなるはずです。