牛乳とヨーグルトを比較すると違いがわかる!それぞれの特徴とは

牛乳とヨーグルトを比較するとどんな違いがあるのでしょうか?

あまり違いがないように思いますが、摂り方のちょっとしたポイントやコツを知ることで牛乳を飲んだほうがいいのかヨーグルトを食べたほうがいいのか迷ったときに決めることができるのかもしれませんね。あなたにあった摂りかたとは?

牛乳とヨーグルトの特徴について調べてみました。

牛乳とヨーグルトの栄養を比較してみました

牛乳とヨーグルトは同じ乳製品ですし、なんとなく成分的にも似ているような気がしますよね。2つの食品の栄養を比較してみたとき、どのような違いがあるのでしょう。

結論からいうと、大して差はありません。ヨーグルトはそもそも牛乳に乳酸菌を入れて精製する食品ですので、成分に大きな差が無くても不思議ではありません。牛乳にヨーグルトを入れて冷蔵庫に置いておくとヨーグルトになるという話も聞きますね。

牛乳もヨーグルトも非常に栄養価の優れた食品です。牛乳はその成分の90%近くが水分であるにもかかわらず、人間が生きていくために必要な栄養素のほとんどを含んでいます。

その牛乳に更に乳酸を多くして酵母を加え、発酵させたのがヨーグルトです。牛乳との成分的な違いはほとんどありません。加糖タイプのヨーグルトの場合は炭水化物の量が増える分、その他の栄養素が相対的に減ることくらいでしょうか。

牛乳とヨーグルトを比較するとわかる乳糖やアミノ酸の量

牛乳とヨーグルトを比較すると両者の成分に大きな差はありませんが、乳糖とアミノ酸に焦点を当ててみると面白いことがわかります。

まずは乳糖ですが、100gの牛乳に含まれる乳糖が4.4gであるのに対して、ヨーグルトに含まれるのは2.9gと少なめです。

そしてアミノ酸に注目してみると、100gの牛乳に含まれるのが3300mgであるのに対し、ヨーグルトには3700mgも含まれています。

これにはどちらも、乳酸菌が関係していることがわかっています。乳酸菌はヨーグルトに多く含まれていることで知られている菌ですが、スーパーなどに並んでいる多くの牛乳にはこの乳酸菌が含まれていません。工場で殺菌する際に死滅してしまうためです。

ヨーグルトには入っているこの乳酸菌が、牛乳だったときにはたくさんあった乳糖を分解して減少させます。乳酸菌は更に牛乳の中のたんぱく質も分解し、アミノ酸に変えていきます。

そうして少しずつ牛乳の成分が変わり、発酵してヨーグルトになっていきます。それでこのような成分の差が生まれるわけですね。

牛乳とヨーグルトのカルシウムを比較

次はカルシウムに焦点を絞って牛乳とヨーグルトを比較してみましょう。

含まれるカルシウムの量としてはさほど差はありません、100gの牛乳に含まれるカルシウムが110mgなら、ヨーグルトは10mg多い120mgです。

この差に関係しているのは、ヨーグルトに含まれているビフィズス菌です。ビフィズス菌も乳酸菌と同じく、ヨーグルトに多く含まれる菌として知っている人の多い菌ですね。

そのビフィズス菌ですが、先ほど説明したときの乳酸菌と同じく、牛乳の成分に影響を与えながら牛乳をヨーグルトにしていきます。

牛乳のたんぱく質を食べて増えたビフィズス菌は、カルシウムを増やしていきます。それでヨーグルトの方がカルシウムの含有量が多いのですね。

気になる吸収率はどうでしょうか。カルシウムはなかなか人体に吸収されにくい成分です。カルシウムの吸収率にはリンという成分が大きく関わっています。食品中に含まれるカルシウムとリンが1:1の比率だと効率的にカルシウムが体内に吸収されます。

牛乳のカルシウム吸収率は40~50%ですが、ヨーグルトの吸収率は40~80%です。ヨーグルトの種類やその日の自分の体調によっても吸収率が大きく変動しますが、調子が良いときはカルシウムの吸収率がぐっと高くなります。カルシウムとリンの比率が、ヨーグルトは1:1と理想的な比率のためです。

カルシウム不足かな、と感じてきたら牛乳よりもヨーグルトを食べるようにした方が吸収率は期待できそうです。

牛乳とヨーグルト あなたのお腹にあっているのは?

牛乳やヨーグルトが便秘に効果的だとはよく聞きますが、実際はどちらの方がより便秘解消の効果が高いのでしょうか。牛乳とヨーグルトの成分の違いに注目して比較してみましょう。

まず、牛乳が便秘の解消になるというそのメカニズムから見ていきましょう。

牛乳にはたくさんの乳糖が含まれています。身体に良いとされる乳糖ですが、摂り過ぎると分解されないまま大腸に届いてしまい、大腸で悪さを働き、お腹を下してしまいます。

この働きを逆手に取って牛乳の乳糖で下痢を起こして便秘を解消するというのが、牛乳の便秘解消のメカニズムです。

ではヨーグルトの便秘解消のメカニズムはどうでしょうか。

まずヨーグルトに含まれる乳酸菌が腸に届きます。腸に届いた乳酸菌は善玉菌を増やし、悪玉菌を減らし、腸内環境を整えます。その結果便秘が解消されるというのが、ヨーグルトの便秘解消のメカニズムです。

どちらも便秘の解消にはなりますが、結局は自分に合った方法で解消するのが1番です。自分の体調と相談しながら、どちらを食べるか決めた方が良いでしょう。

ヨーグルトはいつ食べるといい?

ヨーグルトに期待することは何でしょうか。牛乳と比較しても遜色ない高い栄養価の他にも、腸内環境の改善や、便秘解消など様々ですよね。

中でも、せっかくヨーグルトを食べるならぜひ有効に取り入れたいのが乳酸菌です。乳酸菌はヨーグルトの種類と自分の身体の相性によって、または食べるタイミングによって大きくその吸収率に差が出る成分です。

食べるタイミングとしては、食後が良いでしょう。お腹が空いた状態の胃にはたくさんの胃酸があります。乳酸は胃酸にとても弱い成分なので、空腹時では腸に届く前に胃の中で死滅してしまいます。胃酸が薄まっている食後にヨーグルトを食べれば、効率的に乳酸を腸に届けることができます。

加えて、ヨーグルトを今日食べれば明日は健康になる、というものでもありません。毎日の継続が重要です。毎日朝晩の2回、食後にヨーグルトを食べることを少なくても2週間は続けるようにしましょう。